ヨガマットのお手入れ方法

ヨガマットのお手入れ方法

ヨガの伝統において「シャウチャ」は、日常のあらゆる場面における清らかさと純粋さを大切にする教えです。
それは外側の清潔さだけでなく、内面の整えにも目を向け、身体・心・そして身の回りの環境を浄化することで、健やかな状態へと導いてくれます。

この考え方は、ヨガマットにも通じるもの。
マンドゥカのヨガマットを丁寧にケアすることは、あなた自身のプラクティスを育み、一つひとつの瞬間にクリアな集中力をもたらします。


PROシリーズのお手入れ方法

PROヨガマットは、使い込むほどに表面の凹凸が増し、経年変化によってグリップ力が高まる設計です。
日々のお手入れを正しく行うことで、最良のコンディションを長く保つことができます。

日常のお手入れ

練習後は毎回、マンドゥカの「ヨガマットクリーナー」をマット全体にスプレーし、清潔な布でやさしく拭き取ってください。完全に乾いてから、巻き取るか使用するようにしましょう。

使用方法

  1. マット全体に均一にスプレーします。

  2. 清潔な布で乾拭きします。

  3. 乾燥後に巻き取る、またはそのまま使用してください。

重要な注意事項

  • マットを水に浸したり、シャワーをかけたり、水没させたりしないでください。

  • 保管は、涼しく乾燥した場所で行ってください。

しっかり汚れを落としたいとき

マットが軽く湿る程度までたっぷりとスプレーし、1〜2分ほど置きます。
汚れやシミが気になる部分は、清潔な布でやさしく拭き取ってください。
完全に乾かしてから、巻き取るか使用してください。

 

PROシリーズ ヨガマット>>>

ヨガマットクリーナー>>>


eKOシリーズのお手入れ方法

eKO 5mm、eKO lite、eKO SuperLiteは、いずれも天然ゴムを使用したヨガマットです。
適切な方法であれば、簡単に洗浄・除菌ができますが、正しく乾燥させることがとても重要です。

手順

マットを水に浸さず、ラバー専用のヨガマットクリーナーを表面全体にたっぷりとスプレーします。
特に変色や汚れが気になる部分は念入りに。
そのまま5分間置いた後、清潔な布でやさしく拭き取り、完全に乾かしてから巻くか使用してください。

酸化、つまり色や質感の変化は、天然ゴム製品に生じる副産物です。eKOマットは直射日光を避け、乾燥した環境で保管することで寿命を延ばせます。最適なケアのためには、使用前に毎回水で拭き取り、必要に応じてラバー専用のヨガマットクリーナーで洗浄してください。

重要な注意事項

以下の方法は、マットに修復不可能なダメージを与える可能性があるため、避けてください。

  • ガーデンホースでの洗浄

  • 浴槽・シャワー・洗濯機の使用

  • 掃除機の使用

  • 直射日光に長時間さらすこと

  • 石鹸や洗剤類の使用(性能・耐久性を損ないます)

  • 塩洗浄法(※eKOマットには適していません)

正しいケアを続けることで、eKOシリーズ本来のグリップ力と快適な使い心地を、長くお楽しみいただけます。

eKOシリーズ ヨガマット>>>


GRPシリーズのお手入れ方法

GRP Adapt、GRP Travelは、オープンセル構造のPUとゴムを組み合わせた素材で作られています。
湿気を吸収し、濡れるほどにグリップ力が高まる設計のため、非常に吸水性が高く、洗浄やお手入れには特別な配慮が必要です。

使用上の注意

GRPシリーズのような吸水性の高いマットには、消毒剤は絶対に使用しないでください。
液体が内部に吸収されると完全に洗い流すことができず、性能低下や劣化の原因になります。

日常のお手入れ

マンドゥカの「マットウォッシュ リフレッシュ&リストア」を使用し、表面のコンディションを整えながら洗浄し、汚れの蓄積を防ぐことで、マット本来の性能と寿命を最大限に引き出します。

しっかりケアしたい時

  1. 清潔な布を水で濡らし、しっかりと絞ります。

  2. 洗浄剤の泡を湿った布に取り、軽く圧をかけながらマット表面を拭き取ります。

  3. 1回のケアにつき、洗浄剤を2〜4プッシュ使用してください。

  4. マット全体を拭き終わるまでこの工程を繰り返します。

  5. 布を十分にすすぎ、きれいな水でマット表面を拭き取ります。

  6. 乾いた布で余分な水分を吸い取ります。

  7. 巻き取る前に、吊るして完全に乾燥させてから保管してください。

適切なお手入れを続けることで、GRPシリーズならではの高い吸収力とグリップ性能を、長く快適に保つことができます。

GRPヨガマット>>>


Beginシリーズのお手入れ方法

FOUNDATIONシリーズのXシリーズ、Beginシリーズは、TPEのクローズドセル素材を使用したヨガマットです。
水分が内部に浸透しにくいため、毎回しっかりと表面を拭き取ることができ、日常的なお手入れも簡単です。

日常のお手入れ

練習後は毎回、マンドゥカの「マットウォッシュ リフレッシュ&リストア」を使用し、マット表面をやさしく拭き取ってください。
清潔な状態を保つことで、快適な使い心地が長続きします。

使用方法

  1. マット表面全体にスプレーします。

  2. 巻き取る前、または使用前に、清潔な布で乾拭きしてください。

重要な注意事項

  • マットを水に浸したり、シャワーをかけたり、水没させたりしないでください。

  • 保管は、涼しく乾燥した場所で行ってください。

しっかり洗浄したいとき

マットが軽く湿る程度までたっぷりとスプレーし、1〜2分ほど置きます。
汚れやシミが気になる部分は、清潔な布でやさしく拭き取ってください。
完全に乾かしてから、巻き取るか使用してください。

正しいケアを続けることで、ファウンデーションシリーズの快適さと耐久性を、より長く保つことができます。

BEGIN ヨガマット>>>


Xシリーズのお手入れ方法

Xマットを清潔に保ち、爽やかな香りを楽しむために、「マットウォッシュ リフレッシュ&リストア」の使用をおすすめします。

日常のお手入れ方法

  1. マット表面全体にスプレーします。

  2. 巻き取る前、または使用前に、清潔な布で拭き取り、しっかり乾かしてください。

  3. 汚れが気になる場合は、必要に応じてスプレーを追加してください。

  4. いずれの場合も、使用・保管前には完全に乾燥させてください。

使いやすくするためのポイント

Xマットは表面に凹凸があるため、軽く湿らせた清潔な布で拭くと、よりお手入れしやすくなります。

重要な注意事項

  • マットを水に浸したり、シャワーをかけたり、水没させたりしないでください。

  • 保管は、涼しく乾燥した場所で行ってください。

しっかり洗浄したい時

ヨガマットが軽く湿る程度までたっぷりとスプレーし、1〜2分ほど置きます。
汚れやシミが気になる部分は、清潔な布でやさしく拭き取ってください。
完全に乾かしてから、巻き取るか使用してください。

Xシリーズ ヨガマット>>>

 

■こちらのブログも参考にしてください。
ヨガマットのお手入れ:マットの安全なクリーニングとメンテナンスの方法>>>


よくある質問

Q:マンドゥカの「マットウォッシュ リフレッシュ&リストア」は、手作りの洗浄液と何が違うのですか?

A: 大きな違いは、成分設計と製造プロセスにあります。
確かに、マンドゥカのマットウォッシュも、水と精油をベースにしています。しかしご存じの通り、水と油はそのままでは混ざり合いません。

そこで私たちは、バイオベースの香料可溶化剤を配合。
化粧品グレードのオーガニック精油を精製水に均一に分散させ、時間が経っても分離せず、表面に浮き上がらない安定した処方を実現しています。

さらに、この3つのシンプルな原料を、毎分約1,700回転で動く工業用ミキサーで徹底的に攪拌。
(家庭用スタンドミキサーの最大回転数はおよそ280回転です。)

この工程によって、ボトルからスプレーするたびに、マットに最適な水分と精油のバランスが安定して届けられます。


Q:なぜ精製水を使用することが重要なのですか?

A:スーパーの飲料水コーナーを見ると、天然水や逆浸透水など、さまざまな種類の水が並んでいるのが分かります。
洗浄製品の製造では、多くのメーカーが脱イオン水を使用しています。これはミネラルを取り除くための、手軽でコストの低い方法です。

ただしこの工程では、微細な有機物までは除去できず、時間の経過とともにカビが発生する可能性があります。
その対策として、多くの製品には殺菌剤が添加されています。

マンドゥカでは、まず水を徹底的に精製し、ミネラルだけでなく微細な有機分子まで取り除く方法を採用しています。
コストはかかりますが、その分、洗浄剤に化学的な殺菌成分を加える必要がありません。


Q:エッセンシャルオイルを使うと、ヨガマットが滑りやすくなりませんか?

A:多くのヨガマットはクローズドセル構造のため、液体を内部に吸収しません。
そのため、液体を直接塗布すると、拭き取るまで表面に残り、滑りやすくなることがあります。

エッセンシャルオイルをそのままマットに使うと、確かにグリップ力が低下する場合があります。
一方「マットウォッシュ リフレッシュ&リストア」は、水と精油を完全に均一化した処方。
マット表面に精油と水を薄く、ムラなく広げることで、使用感を損なわずにケアができます。

一部の精油は時間とともに蓄積する可能性がありますが、マンドゥカが使用しているのは、花由来の化粧品グレード天然精油。
蓄積しにくく、マットの性能に悪影響を与えるリスクを最小限に抑えています。


Q:ヨガマットはどのくらいの頻度でお手入れすればいいですか?

A:ヨガマットは使うたびに、肌から落ちた角質や汗が少しずつ表面に付着します。
これらが蓄積すると細菌が繁殖しやすくなり、ニオイや汚れの原因になります。

そのため、練習のたびにマンドゥカの「マットウォッシュ リフレッシュ&リストア」で軽く拭き取ることをおすすめします。
また、最低でも週に1回は、使用説明に従って少し多めの洗浄液を使い、手足がよく触れる部分を中心に丁寧にお手入れしてください。

一般的に、ヨガマットの消毒が必要になるのは、細菌に触れた可能性があると感じた場合のみです。
自宅で一人で練習していて、同居の方に体調不良がなければ、頻繁な消毒は必要ありません。

一方、スタジオで練習する場合は、クラス終了後にヨガマットの表裏両面を消毒することを推奨します。


Q:なぜヨガマットに消毒用ワイプ(ライソルやクロロックスなど)を使ってはいけないのですか?

A:ヨガマットのお手入れに、市販の消毒用ワイプを使うことはおすすめできません。理由はいくつかあります。

まず、消毒剤が本来の効果を発揮するには、表面全体が一定時間しっかりと湿った状態である必要があります。
ライソルやクロロックスのワイプの場合、その時間はおよそ4〜5分。
ヨガマットのように面積の広いアイテムを、小さなワイプ1枚でこの条件を満たすのは、現実的に難しいでしょう。

次に、これらの消毒剤に含まれる有効成分(ウイルスを不活性化する成分)は、マットの素材を傷め、寿命を縮めてしまう可能性があります。

さらに、仮に使用した場合でも、所定の時間が経過した後に必ず水ですすぎ、成分をできるだけ拭き取る必要があります。
しかし実際には、これらの化学消毒剤がマット表面に残り、長時間皮膚に触れることでアレルギー反応を引き起こすケースも少なくありません。

実際、クロロックスワイプの有効成分である次亜塩素酸ナトリウムは、EPA(米国環境保護庁)により、皮膚や目に深刻な損傷を与える可能性がある最高レベルの毒性に分類されています。
また、ライソルワイプの有効成分であるアルキルジメチルベンジルアンモニウム塩化物も、EPAによって皮膚や目への強い刺激性があるとされています。

このような理由から、ヨガマットのお手入れには、マット専用に設計されたクリーナーの使用をおすすめしています。


Q:ヨガマットは、どのくらいの頻度で消毒すればよいですか?(通常の掃除とは別に)

A:とても良い質問です。基本的には、細菌に触れた可能性があると感じたときに消毒すれば十分とされています。

自宅で練習していて、同居しているご家族に体調不良の方がいない場合は、頻繁な消毒は必要ありません。
ただし、COVID-19のように無症状での感染リスクがある状況を考慮すると、週に1回程度の消毒を行うとより安心です。

一方、スタジオで練習する場合は、クラス終了後ごとに、マットの表裏両面を消毒することをおすすめします。


Q:ヨガマットに消毒剤を使った場合、洗い流すまでにどのくらい置く必要がありますか?

A:消毒剤は、十分な時間、表面に留まって初めて効果を発揮します。
必ず製品の使用説明を確認し、指定されている「接触時間」を守ってください。実際には、想像しているより長い時間が必要な場合も少なくありません。

また、消毒が完了した後は、必ずマットを十分にすすぐことが重要です。成分が残ったままだと、肌トラブルやマットの劣化につながる可能性があります。

さらに注意すべき点として、消毒剤は非多孔質(吸水しない)表面にのみ使用可能であることを忘れないでください。
ホットヨガ用など、湿気を吸収する設計のマット(例:GRPシリーズ)には、絶対に消毒剤を使用しないでください。
液体がマット内部に浸透すると、後から完全に洗い流すことができなくなります。


Q:マンドゥカ製品以外で消毒用クリーナーを選ぶ場合、どのようなものがおすすめですか?

A:私たちは、マンドゥカのマット素材に最適なケア製品をご提供することを大切にしていますが、状況によっては他社製品を使用する必要があることも理解しています。
その場合は、セブンスジェネレーション社の消毒用マルチサーフェススプレーをおすすめします。

使用する際は、ヨガマット表面に十分な時間置くことと、しっかりすすぐことがとても重要です。
この製品は、効果を発揮するために約5分間ヨガマット表面に留める必要があります。その後は、可能な限り成分を洗い流してください。

すすぎが不十分な場合、皮膚への刺激や呼吸器系への影響を引き起こす恐れがあります。
必ず、製品パッケージに記載されているすべての使用指示を守ってください。

※ご注意
この方法は、PROマット、eKOマット、Manduka X、Beginマットにのみ適用できます。
吸湿性のあるヨガマット(GRPシリーズ)には、消毒剤を使用しないでください。
液体が内部に浸透すると、完全に洗い流すことができなくなります。


Q:ヨガマットに漂白剤を使ってもいいですか?

A:漂白剤の使用はおすすめしていません。
漂白剤は、マットにとっても使用者の肌にとっても、非常に刺激の強い洗浄剤のひとつです。

消毒が必要な場合は、前述のEPA承認の消毒剤を使用し、記載されている使用方法をすべて守ったうえで、使用後は必ず十分にすすぐようにしてください。
溶剤ベースの製品や刺激の強い化学薬品は、マットの劣化を早めるため避けてください。


Q:ヨガマットは洗濯機で洗えますか?

A:

  • シャラヨガラグ:可

  • その他すべてのヨガマット:不可

マットを最も安全かつ効果的にお手入れするには、適切な洗浄液を含ませた柔らかい布で、手洗いする方法がおすすめです。
洗濯機を使用すると、マットを傷め、劣化を早める原因になります。


Q:天然ゴム製マットに白い斑点が出てきました。もう使えなくなったのでしょうか?

A:天然ゴムは、酸素や光にさらされることで酸化と呼ばれる自然な変化を起こします。
そのため、マットを長時間直射日光に当て続けることはおすすめしていません。日光を浴びすぎると、変色や白い斑点が現れることがあります。

ただし、ご安心ください。
このような場合でも、マンドゥカのマット専用洗浄剤で適切にお手入れすることで、マット本来の自然な状態を取り戻すことができます。


Q:ヨガブロックはどのようにお手入れすればいいですか?

A:マンドゥカの「マットウォッシュ リフレッシュ&リストア」を使用すると、ヨガブロックを清潔に保ちながら、爽やかな香りも楽しめます。


Q:ヨギトーズタオルのお手入れ方法を教えてください。

A:

ご使用時のポイント

  • 初めて使用する前に、単独で洗濯してください。

  • ヨギトーズタオルは、ヨガマットの上、または床に直接敷きドット面を下にして使用します。

  • 乾いた状態で使う方もいれば、手足が当たる部分を軽く湿らせてから使う方もいます。

  • 練習後は、濡れたままマットと一緒に巻いて保管しないでください。

洗濯方法

  • 洗濯機で冷水洗い(同系色と一緒に)。
    ※濃い色は、染料が落ち着くまで数回に分けて洗う必要がある場合があります。

  • 低温でタンブル乾燥、または吊り干ししてください。

  • 漂白剤は使用しないでください。

  • 乾燥シート、柔軟剤、柔軟成分入り洗剤は使用しないでください。
    使用すると、表面が滑りやすくなる原因になります。

※初回洗濯後も染料が出る場合があります。
明るい色のマットや衣類の上で使用する際はご注意ください。


Q:マンドゥカの「マットウォッシュ&リフレッシュ」と「ナチュラル ヨガマット リストア」は、すべて天然由来成分ですか?

A:はい。使用されている香料はすべて、ISO 9235:2013で定義される100%芳香性天然原料から作られています。これは、香料業界において最も厳格かつ信頼性の高い基準のひとつです。

ISO 9235:2013では、香料について以下のように定められています。

ISO 9235では、「天然芳香原料」とは、蒸留・圧搾・抽出といった物理的な方法によって植物から得られるものと定義されています。
合成によって再構成された精油や、天然成分を模した合成物、また意図的に化学的処理を施した天然原料(例:精油のアセチル化など)は、「天然」と表示される香料には使用できません。

さらに、ナチュラル・プロダクツ・アソシエーション(天然製品協会)では、より厳しい基準を設けています。
抽出工程において石油化学由来の溶剤の使用を認めておらず、ヘキサンを用いて製造された濃縮物やアブソリュートも、天然原料としては認められていません。